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うつと自律神経とはどのように違うのか?
一言で言えばうつは精神的な症状、気分の落ち込みが顕著に表れるという事だと思います。
特にうつでは、精神的な気分の落ち込みや、不安感、イライラ感があり場合によっては絶望感を感じて自殺願望がある場合もあります。
しかし、自律神経では気分の落ち込みや不安感やイライラ感なども確かにありますが、うつほど顕著に気分の落ち込みを訴えられる方はいません。
どちらかというと自律神経の方は、身体的な症状の方に強く出ている印象があります。
もし、自律神経だと思っているにも関わらず気分の落ち込みが酷く2週間以上続いているのであれば、うつを疑うべきです。
とにかく気分が塞いで何にもする気が起きない。気分が滅入る、無力な感じがする、自分には価値がないと感じる、消えてしまいたいなどの感情をもち、楽しさやワクワクした感情や気分になる事が殆どなくなります。
自律神経のお客さまにはうつのお客さまほど精神的に落ち込んではいませんが、明らかに気分は晴れやかな状態ではありません。
私の場合は過去にうつを経験した事があります。その時には絶望感が酷く、死んでしまいたいという欲求がありました。
今までワクワクしていた趣味にも感情が湧かなくなり、これまで楽しかった事なのにワクワクした感情が無くなった事に落胆しました。
自律神経のお客さまには、こういった絶望感はありませんが、以前よりもワクワクした感情が持てなくなったという人もいます。
これまで楽しかった趣味も、楽しいと感じなくなったり何を行っても空しいと感じたりするようになります。
今まで聞いていた音楽も聞きたくなくなったり情報を入れる事が苦手になってきます。
人との会話も煩わしくなる、外にでるのが億劫になり一日中布団の上で過ごす事も多くなります。
トイレに行くのも面倒になったり、自分の身の廻りの事も疎かになりお風呂に入ることなども面倒に感じます。
私の場合には人差指一本動かす事が面倒な感じになった事があります。私の場合にはとにかくなんにもしたくない。このままず~と寝ていたいと思いました。
トイレに行くのとか一寸身体を動かすのもおっくうでした。
自律神経のお客さまの場合には、これほどまで明確な意欲の減退や生活面での変化はありませんが、自律神経のお客さまも健康な状態から逸脱した精神状態や肉体的な疲労感を感じています。
考えがまとまらず、判断力が落ちてきます。質問されてもすぐに答えられません。頭の中での処理が出来ずに何を話してよいのか混乱します。
健康な時には、課題に対して計画的に物事を頭の中で整理し優先順位をつけて事を運ぶ事があたりまえのようにできますが、うつになると頭の中で優先順位を付ける事が困難になり、何から手を付けて良いのか分からなくなったり混乱をしたりします。
私の場合には、記憶力や計算力が落ちたり頭の中が混乱して計算した結果を何度も見直しました。
自分が行った事に対して確信を持てなかったり、今自分が何をしようとしていたのか途中で分からなくなる。
買い物へ行っても自分目的の物を買い忘れて違った物を買ってきた事にあとで気づく、電車を何駅も乗り過ごして気づくなどの事が頻繁にありました。
自律神経のお客さまに関しても、思考力や判断力の低下を感じていますが、うつのお客さまほどではないといった印象をお客さまから受けます。
うつの方は、身体が疲れやすく身体がだるい。頭痛がする、目が痛む、耳鳴りがする、吐き気がする、胃の不快感、便秘、不眠もしくは入眠障害、それとは別にいくらでも眠れる。
肩凝り感、身体がスッキリしない、頭がぼーっとする、などは自律神経の症状とうつの方の身体的な症状はとてもよく似ています。
しかし、身体的な症状では自律神経のお客さまの方が、明らかに症状のバラエティーが広くさまざまです。
参考:自律神経の症状
うつと自律神経のお客さまとの大きな違いは、うつのお客さまは精神的な活力の低下と身体的な活力の低下がみられる。
自律神経のお客さまは、うつのお客さまほど精神的な低下は見られないが身体的な症状には共通点がある。
更に自律神経のお客さまに特徴的な事は、症状が非常に多岐に渡り例えば多汗症なども自律神経の症状の一つですが、うつにはこのような症状は見られません。
てぴあん整体では、うつも自律神経も多少の症状に違いがあっても病気の原因は根本的に同じだと認識しています。
両者のお客さまのいずれにも共通するのは深部筋の硬直による血流障害です。この深部筋の硬直を緩める事が症状の緩和につながっていると考えています。
自律神経と関連深い項目
頭部
首・胴部・腕
お腹・腰・足
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